001-010

もがくほどに絡まる指
頭に咲いた花、ただしラフレシア
溺れる夢に酔う
ただいま誘惑練習中
未だ過去にいる瞳
日常も非日常も同じものだと心得よ
画用紙を青一色で塗り潰す、海だといいはる
綺麗の定義
同じ時間を生きる奇跡
愛しいと思う心一つ


011-020

運命なんてたった二文字で片付けないでくれ
正しいというだけでは選べない
世界ってそんなに必要?
あなたの自由、私の自由
鬼も蛇もいりゃしねぇ
世界はここだけではないよ、一緒に行こう
空気と同じ色した君
衣をひらめかせ、音もなく
連なる一部が恐ろしい
凍てついた世界にて

021-030

終わりが来るなら始まる必要すらない
貴方が私を認識したことから始まった物語
予想と覚悟の違い
その心に楔を
嘘だらけの優しい夢
1番初めに崩れたのはいつか見た蒼い空
見えないから高い壁
共に繋がる為だけの永遠
途切れることない糸を
本物にしろ偽物にしろただの肩書

031-040

無邪気な殺人鬼のため息
心は渡さないと君が言う。別に構わないと俺が言う。
世界は何度でも立ちはだかる
彼は存在するだけで罪なのだ
涙の数を数えるなんて無駄な事はするな
得たものも失ったものも気付かない
君の想像以上に君を見ている人間は多い
一人ぼっちの心の中で君を想う
信じないくせに信じてもらおうとするんだね
過去の死が今の生を決して許さないと叫んでいる


041-050

未来を削り過去を作り続ける僕ら
孵化をやめ腐化を始める
また同じ運命を繰り返す
だからといって君を嫌いとは限らない(好きだとも限らない)
貴方を縛りつける呪いの言葉
女神かとおもったら死神だった
彼女は誰より美しかった
乱雑に放り投げる彼とのアルバム
歪んで歪んで出来た正方形
指先であやつる情愛