泡雪(あわゆき)
泡のように柔らかく消えやすい雪


雨水(うすい)
雪が雨に変わり、草木も芽を吹き始め、日ごとに春らしくなる

薄氷(うすらい)
水面をかろうじて覆っている薄い氷 その薄さで春の訪れを知る

(うららか)
空がよく晴れ、おだやかな天候

朧月(おぼろづき)
春の夜の、水蒸気に包まれてぼんやりかすんだ月

陽炎(かげろう)
あたたかい空気によって光が不規則に屈折する現象

(かすみ)
帯状にかかって雲のように見えるもの

風光る(かぜひかる)
春になり日差しが強まってくると、吹き渡る風もが光って見えるというたとえ

穀雨(こくう)
春雨が穀物を潤し成長させることからついた

東風(こち)
春に東または北東から吹いてくる風 春を呼び、梅の花を咲かせるといわれる

去年の雪(こぞのゆき)

春になっても消えずに残っている雪

春暁(しゅんぎょう)
春の暁 夜半過ぎから夜明け近くの、まだ暗いころ

春雷(しゅんらい)
啓蟄のころに鳴る、その年はじめての雷 春の到来を告げる

清明(せいめい)
春先の万物が清らかで生き生きしているようすを表したことば


名残り雪(なごりゆき)

もう春が近いというのに、まだ冬を思わせるように降る雪

苗代(なわしろ)
稲の種を蒔き、苗をつくる水田

八十八夜(はちじゅうはちや)
立春から数えて八十八日目に当たる日

花曇(はなぐもり)
桜の咲く季節に、空一面が薄ぼんやりと曇り、景色がけむってのどかに見えること

花冷え(はなびえ)

桜の花が咲くころは陽気が変わりやすく、ふいにうっすらと寒くなること

春一番(はるいちばん)

その年初めて吹く強い南風 春の訪れを示す

春炬燵(はるごたつ)
春になり、火を弱めたり、テーブルの役割でしか使わなくなったこたつ

春告げの鳥(はるつげのとり)
春が来たことを知らせる鳥、うぐいすの別名


彼岸(ひがん)
春分を中日として、前後3日を合わせた7日間のこと

雪間(ゆきま)
春になって雪が融け、ところどころに現れる地表

立春(りっしゅん)

春の始まり